がんと放射線

放射線とがんとの関係について、まだ解明されていないことも多くあります。
ただ、被ばくすることで、細胞の遺伝子が傷つき、がんのリスクが高くなるとされています。
広島や長崎の原爆被爆者およそ10万人を対象に40年間以上追跡した調査結果によると、被ばくしてから数年で白血病による死者が増えます。
その後は、時間が経つにつれて白血病による死者は減ります。
被ばくからおよそ10年以上たつころには、白血病以外のがんでの死亡が増えます。
●放射線の単位
放射線の線量を表す単位にはいくつかの単位があります。
放射線を受けることで人に与える影響を表す単位「シーベルト(Sv)」という単位を使います。
このシーベルトの1000分の1の単位が「ミリシーベルト(mSv)」という単位です。
さらに、その1000分の1の単位が「マイクロシーベルト(μSv)」です。
たとえば、胃のエックス線検査1回で受ける放射線の線量は、「およそ0.6mSv」、胸部の場合は、「およそ6.9mSv」です。
他にも「ベクレル」という単位があります。
これは、放射性物質「ヨウ素やセシウム」が放射線を出す力を表す単位です。
●自然界にも放射線があります。
自然界にも放射線があるため、人間は日頃から放射線を受けています。
人間が1年間に受ける放射線の線量は、住んでいる場所によって違います。
日頃1年間に1人が受ける放射線の線量は、世界平均で2.4mSvとされています。
内訳としては、宇宙から0.39mSv、大地から0.48mSv、食べた物から0.29mSv、吸い込む空気から1.26mSvです。
大地などの外部から受けることを「外部被ばく」といい、食べ物によって受けることを「内部被ばく」といいます。

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